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親鸞 上・下 [本]

五木寛之著

内容紹介:「上」馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。「下」親鸞は比叡山での命がけの修行にも悟りを得られず、六角堂へ百日参籠を決意する。そこで待っていたのは美しい謎の女人、紫野との出会いだった。彼が全てを捨て山をおりる決意をした頃、都には陰謀と弾圧の嵐が吹き荒れていた。そして親鸞の命を狙う黒面法師。法然とともに流罪となった彼は越後へ旅立つ

我が家は「浄土真宗」「真宗大谷派」です。その「願船寺」に大イチョウがあり、それは親鸞聖人のお手植えであるらしいです。これまでに、仏事に際してご住職のお話を伺ってきましたが、親鸞聖人ゆかりの信心には至らず、です。親鸞聖人は平安末期から鎌倉時代の人物。どうして茨城に縁があるのかが不思議でした。本著は実在の人物の他に架空の人物も登場するフィクションです。フィクションであるため、大変読みやすく、面白い。師である法然上人と親鸞がともに流罪と決まった後の二人の対面のシーンは涙でました。
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