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マカン・マラン [本]

二十三時の夜食カフェ
古内一絵著

第一話 春のキャセロール
第二話 金のお米パン
第三話 世界で一番女王なサラダ
第四話 大晦日のアドベントスープ

インドネシア語で「マカン」は「食事」、「マラン」は「夜」。オーナーのシャール=御厨清純はドラァグクイーン。彼の作る食事が様々な悩みを抱えてマカン・マランに集まってくる人々を癒す。大手広告代理店で奮闘する城之崎塔子。シャールとは中学からの同級生で現在教師をしている柳田、そして生徒の三ツ橋璃久。下請けライターとして隠れ家カフェ「マカン・マラン」を取材することに懸命の安武さくら。日中のマカン・マランはダンスファッション屋であり、ジャダ=黒光大輔はそのお針子でシャールを兄貴(おネエさん)と慕う弟(妹)分。マカン・マランを立ち退かせようと企む不動産屋の小峰幸也。

シャールという人物とその料理はもちろんですが、悩みを抱えて集まってくる人々を通して見えてくる社会問題も丁寧に書かれていて面白い。

最後に掲載されていた主要参考文献も気になってきました。「美人のレシピ マクロビオティック 雑穀編」「マクロビオティックで楽しむ野菜フレンチ」「私はこうして凌いだー食の知恵袋ー」「プロのアミューズ・先付コレクション 79店のスペシャルな201品」
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