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農の情景 [本]

菊とメロンの岬から
杉浦明平著

内容紹介:ハウス栽培で有名な愛知県渥美半島に暮らす人びとの日常と現代農業の断面を、岬の豊かな自然と四季の味覚を織りまぜて描くエッセイ

「海の見える村の一年」は1960年ごろの様子でした。「農の情景」は、そのおよ30年後の1990年ごろの同じ地域の暮らしぶりです。著者が言うように農業も生活そのものも急速に変化していました。ゲートボール、カラオケ、喫茶店文化の浸透、車社会への移行など。その後30年経った2020年の現在の渥美半島について杉浦明平氏の代わりに誰かエッセイを書いたとしたら、どんな風か。まだノリ養殖をしているだろうか。電照菊は盛んだろうか。キャベツは高値で売れているだろうか。
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