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小村雪岱スタイル

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

小村雪岱(こむらせったい) 1887-1940年。大正から昭和初期の日本画家、版画家、挿絵画家、装幀家。商業美術の世界で時代を先導する足跡を残した「意匠の天才」とも称される人物

三井記念美術館で開催中の展覧会をみてきました。装丁や挿画などの作品の他に、肉筆画もありました。余白、線の細さ、線の柔らかさ、配色、見下ろす視点、黒白の取り合わせなど、すべて相当おしゃれ。うちの中のどこかに小村雪岱装丁のか挿画の本が埋もれていないかなぁ。
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クリスマスを探偵と [本]

伊坂幸太郎 文
マヌエーレ・フィオール 絵

内容紹介:「探偵さん、その話、よければ僕に話してくれませんか?」舞台はドイツ。探偵カールがクリスマスの夜に出会った、謎の男とは? 心温まる聖夜の奇跡。伊坂作品のエッセンスすべてが凝縮された、心温まる物語。かつての子どもたちへ、これからの大人たちへ

マヌエーレ・フィオール 1975年、イタリアのチェゼーナ生まれ。2000年、建築学の学位をヴェニスで取得後、2005年までベルリンで漫画家、イラストレーター、建築家として働く。2011年「秒速5000km」(“Cinq mille kilomètres par seconde")でアングレーム国際漫画祭最優秀作品賞を受賞。他の作品に「エルザ嬢」(“Mademoiselle Else")など。新しい才能を持つバンド・デシネ作家として、松本大洋をはじめとし、日本の漫画界からも大きな注目を集めている

図書館の伊坂幸太郎の本の棚をみていて、見つけました。子供用の絵本のような感じが気になって借りてみました。もちろんフィクションなのでしょうけど、いや、もしかすると、サンタクロースという職業はちゃんとあるのかもしれない、という嬉しい疑問が生まれてきました。
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逆ソクラテス [本]

伊坂幸太郎著

内容紹介:逆境にもめげず、簡単ではない現実に立ち向かい、非日常的な出来事に巻き込まれながらも、アンハッピーな展開を乗り越え、僕たちは逆転する! 無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録

伊坂幸太郎(いさかこうたろう) 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年「オーデュボンの祈り」で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年「アヒルと鴨のコインロッカー」で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年「ゴールデンスランバー」で第5回本屋大賞・第21回山本周五郎賞を受賞。他の著書に「重力ピエロ」「終末のフール」「残り全部バケーション」「AX」「ホワイトラビット」「クジラアタマの王様」、阿部和重氏との合作「キャプテンサンダーボルト」などがある

図書館に予約を入れてはや半年(くらい)。なかなか順番が回ってこないのは、超長編なのか、内容が難しいのかと予想していました。実際は、短編が5つ。読みやすいし、わかりやすいし、面白いし、楽しい。各短編の題名は、「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」と、それぞれ「〇〇ではない」という言い回しが良い。「決めつけ」を押し付けてくる相手に対して「私はそうは思わない」とゆっくり、はっきり言うことが大事。
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当てはずれの面々 [本]

江戸から明治へ
杉浦明平著

内容紹介:徳川慶勝、近藤重蔵ら、揺れ動く幕末・維新の流れの中で心ならずも歴史の翳りに入れられてしまった人々の生きざまを、ときにユーモラスに、ときにシニカルにと、緩急自在に描き出す

徳川慶勝/維新のピエロ尾張大納言
近藤重蔵/千島探検と「大日本恵登呂府」
菅江真澄/常冠り頭巾のさすらい
水谷豊文/江戸博物学の濫觴
寺門静軒と「江戸繁昌記」/儒者と風俗文化
土方歳三/組織維持に賭けたリアリスト
中江兆民/自由民権の本義をとなえた思想家

江戸時代の探検家といえば、、、伊能忠敬(1745-1818)、伊能忠敬の弟子だった間宮林蔵(1780-1844)。そして、菅江真澄(1754-1829)、最上徳内(1754-1836)と高田屋嘉平(1769-1827)。はたまた、松浦武四郎(1818-1888)やジョン万次郎(1827-1898)など。そのほかに名もなき海賊もいただろうなぁ。
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農の情景 [本]

菊とメロンの岬から
杉浦明平著

内容紹介:ハウス栽培で有名な愛知県渥美半島に暮らす人びとの日常と現代農業の断面を、岬の豊かな自然と四季の味覚を織りまぜて描くエッセイ

「海の見える村の一年」は1960年ごろの様子でした。「農の情景」は、そのおよ30年後の1990年ごろの同じ地域の暮らしぶりです。著者が言うように農業も生活そのものも急速に変化していました。ゲートボール、カラオケ、喫茶店文化の浸透、車社会への移行など。その後30年経った2020年の現在の渥美半島について杉浦明平氏の代わりに誰かエッセイを書いたとしたら、どんな風か。まだノリ養殖をしているだろうか。電照菊は盛んだろうか。キャベツは高値で売れているだろうか。
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