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氷点 [本]

三浦綾子著

内容紹介:辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、3歳の娘ルリ子は殺害された。「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけた―。愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー

三浦綾子(みうらあやこ):1922-1999年。北海道旭川市生まれ。64年朝日新聞社の懸賞小説に『氷点』が入選。国民的ベストセラーに。人間の愛、祈り、原罪をテーマに書き続ける

これまで本を読み、テレビドラマをみてきた「氷点」。先日、旭川で「珈琲ちろる」に入ってみたのは「氷点」の中に登場する店だったからです。図書館で借りてもう一回読んでみました。今度は斜め読みせずに、丁寧に読みました。すると、確かに出てきました、「ちろる」。

そして「カムカムエヴリバディ」も登場しました。NHK朝ドラでの放送が2021年のことで、なにか氷点と「カムカム」に繋がりがあるのかと思いましたが、わかりませんでした。確かにあのラジオ英語講座は全国放送だから当然、旭川でも放送があったのだなぁ、としみじみ思いました。さらに旭川市内の大きな書店として「富貴堂書店」が登場。旭川では、江口日曜堂(画材、文具店)を訪ねて、店主の江口氏の大いなる活躍ぶりをたっぷりと聞かせていただきました。江口氏は「あの大きな富貴堂ももう無い」と言ってました。日曜堂さんには、様々な古い看板が所狭しと飾ってあり、その中に富貴堂の看板もあったような気がします。

今またGoogleマップを開いてみると、富良野、美瑛方面から旭川へと美瑛川が流れてきて、石狩川に合流します。美瑛川の畔には旭川市外国樹種見本林があり、そこに三浦綾子文学記念館があります。辻口の家はそこら辺にあったという設定だし、陽子はルリ子が殺されたという美瑛川の河原で自殺をはかったという。次回、旭川へ行くことがあったら、見本林へ行ってみたい。美瑛川で石を積みたい。
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