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ひとりぼっちの幸せ [本]

チッチ、年をとるほど、片思いは深くなるね
みつはしちかこ著

内容紹介:チッチ、あなたを描いて50年。夫も、サリー(のモデル)ももう、いない。そんな今の楽しみ方について書きました

みつはしちかこ:漫画家。1941年、茨城県生まれ。高校卒業後、高校時代の放送劇部での漫画日記をもとに描いた『小さな恋のものがたり』でデビュー、半世紀以上続くロングセラーとなる。同作は1976年にミリオンセラーを記録、1977年には日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞。2014年に最新刊の第43集を刊行し、2015年には手塚治虫文化賞・特別賞と日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞を受賞。ほか、朝日新聞日曜版に22年間連載し、テレビアニメにもなった『ハーイあっこです』や、詩画集やエッセイの著書も多数。現在は定期講読誌「ちい恋通信」にて『その後の小さな恋のものがたり』を連載中(2013年の時点)

本棚から「小さな恋のものがたり」が二冊出てきました。古本として売る予定の箱に入れてあります。久しぶりに読み返してみました。そして作者のみつはしちかこ氏がどうしていらっしゃるかな、と気になって検索。現在81才。「茨城県石岡生まれ」とのことで、急に親近感がわきました。夫と死別してから基本、ひとり暮らし。そんなみつはしちかこ氏の語りには、先日読んだ五木寛之氏の「捨てない生きかた」と重なるところがありました。「過去を振り返るよりも現在、あるいは、未来を見れ」とよくいわれます。しかし、私の場合、最近、古い物、写真などを片付けながら過去のことを思うことが確実に増えました。本著を読んで、過去を振り返ることは決してネガティブなことではなく、高齢となった私には、どちらかというとポジティブな脳みそ活動といえるのかもしない、と思い直しました。

先日引き出しからフイに祖父とのツーショットが出てきました。ウェディングドレスを着た私と祖父。祖父が私の結婚式に出席できないからと実家で前祝いをしたときのものです。祖父や祖母、親戚の人たちがご馳走を囲んで談笑している写真も一緒でした。この写真がなかったら、すっかり忘れていたワンシーンです。
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