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海の見える村の一年 [本]

新農村歳時記
杉浦明平著

内容紹介:1959年9月からの一年間。愛知県知多半島の先端、福江という村の記録。伊勢湾台風による被害に加え、その後の台風でまたしても被災する。農業、漁業を主な生業とする村の人々の暮らしの詳細な記録

杉浦明平(すぎうら みんぺい) 1913年-2001年。日本の小説家、評論家

1960年といえば自分が生まれた頃の話。仙台とは遠い愛知県の海辺の村での暮らしぶりが興味深い。田畑での農業、海での漁やノリ養殖、里山での松茸取りなど、さまざまな作業や行事が次々と出てきます。すべては天気に左右されるし、当然作物には良作不作がでる。旧正月が新正月へ移行しようとしているし、テレビを持つ人が増えてきている時代。トラクターなどの農機具も登場し始めていた。金融公庫からの融資あり、災害後の仮設住宅あり、村内での縄張り争いや盗難あり。当時の写真が面白い。
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