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モリのいる場所 [映画]

2018年

熊谷守一(1880ー1977年) 映画はあくまでもフィクションです。しかし、映画の中には、庭の風景や猫、蟻、カマキリ、池の魚、空の月など、東京国立近代美術館での「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」展に並んだ作品へつながるモチーフが散りばめられていて面白かった。「これはあの作品だな」とクイズを解くような気分でした。

庭できのうまではなかったはずの小さな石ころを見つけた守一は、それがどこから来たのか、延々と考えつづける。アリのせわしない動きをじいっと見つめて「必ず左の二番目の足から歩きはじめる」と発見する。人嫌いの気難しい人ではなくて、来るものは拒まないし、頼まれれば色紙に書をしたためてあげるし、旅館の看板も書いてあげる。とはいえ、旅館の名前「雲水館」ではなく「無一物」なんて書いちゃいましたが。本当の本当に個性的な熊谷守一です。

岐阜県中津川にあるという「熊谷守一つけち記念館」へ行ってみたいですが、まずは近いところで「豊島区立熊谷守一美術館」へ行ってみましょう。

http://dearlip.blog.so-net.ne.jp/2018-01-16
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