インデペンデンス・デイ [本]
原田マハ著
「ひとりの女性に、ひとつの独立を!」 24の短編に綴られた女性たちの独立の話。最初の「川向こうの駅まで」と最後の「川面を渡る風」は両方とも川野辺菜摘のお話でした。彼女の話からスタートして彼女の話へ戻るまでにおよそ二十三人の主人公が登場しますが、それら女性たちの悩ましくて共感が持てて、しかも爽やかな独立のお話でした。著者の原田マハさんがTVの中で言ってましたが、ひとつのストーリーの中に登場している脇役が次のストーリーの主人公に設定されています。そのためにはなかなか用意周到に書き進めなくてはならなくてちょっと大変だったそうです。「宮崎美子 すずらん本屋堂」で紹介されたのは文庫本の「独立記念日」でしたが、図書館には2010年発刊の「インデペンデンス・デイ」があり、それを借りてきて読みました。
世間体やしがらみなど、私たちを取り巻くいろいろなものから独立する、自由になる、そしてしなやかに力強く生きていく女性たちでした。女性が主人公ですが、その周りにいる男性たちもまた暖かくて良い味を出していました。川野辺菜摘の父やケンちゃん、「ひなたを歩こう」の翔太、「幸せの青くもない鳥」と「独立記念日」のお父さんで作家の真嶋博史など。
「ひとりの女性に、ひとつの独立を!」 24の短編に綴られた女性たちの独立の話。最初の「川向こうの駅まで」と最後の「川面を渡る風」は両方とも川野辺菜摘のお話でした。彼女の話からスタートして彼女の話へ戻るまでにおよそ二十三人の主人公が登場しますが、それら女性たちの悩ましくて共感が持てて、しかも爽やかな独立のお話でした。著者の原田マハさんがTVの中で言ってましたが、ひとつのストーリーの中に登場している脇役が次のストーリーの主人公に設定されています。そのためにはなかなか用意周到に書き進めなくてはならなくてちょっと大変だったそうです。「宮崎美子 すずらん本屋堂」で紹介されたのは文庫本の「独立記念日」でしたが、図書館には2010年発刊の「インデペンデンス・デイ」があり、それを借りてきて読みました。
世間体やしがらみなど、私たちを取り巻くいろいろなものから独立する、自由になる、そしてしなやかに力強く生きていく女性たちでした。女性が主人公ですが、その周りにいる男性たちもまた暖かくて良い味を出していました。川野辺菜摘の父やケンちゃん、「ひなたを歩こう」の翔太、「幸せの青くもない鳥」と「独立記念日」のお父さんで作家の真嶋博史など。
2012-12-15 10:54
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