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ひとりも、死なせへん [本]

コロナ禍と闘う尼崎の町医者、551日の壮絶日記
長尾和弘著

内容紹介:本当の敵は、ウイルスではなくて人間なんじゃないか?「指定感染症2類相当から5類へ! 」「イベルメクチンを開業医の武器に! 」「ステイホームで高齢者を閉じ込めて認知症を悪化させている! 」、、、何か提案をするたび、「町医者のくせに」と叩かれ、おかしな医者だと指さされた。しかしこの人間が地域を守り、多くのコロナ患者を救ったのは、まぎれもない事実である。本書は2020年1月より2021年8月の長尾和宏のブログから主にコロナ関連の記述を抜粋し加筆、編集したものである。一人の町医者の闘いの軌跡であると同時に、日本のコロナ対策を振り返るための、貴重な記録にもなった。まるで、カミュの「ペスト」のように

2020年からコロナがパンデミック化して今に至ります。台東区では隅田川の屋形船でクラスターが発生、タクシー運転手の罹患、永寿総合病院での院内感染などが起きました。浅草通りのアパホテルは、コロナ患者を受け入れているようでした。マスクが手に入らなくなり、あるいは高騰。ついでにキレイキレやトイレットペーパーも品切れが続きました。そして自粛生活。この夏の第5波が今収束しつつあって、なんとなく落ち着きを取り戻してきたところです。身近にコロナに感染が出なかったし、高齢の両親は健在だし、2回のワクチン接種が終わっているし、ちょっと一息です。

しかし、医療現場の真っ只中で奮戦する方々が多数いらっしゃって、その中の一つのドキュメンタリーを読ませていただきました。日々の感染者数、政府の動き、保健所の苦労、医療崩壊の現場、救急隊の苦悩など、相当量の報道を見てきましたが、分からないことが多くて、特に横浜のクルーズ船の対応は、もしかすると、、、政府のトンチンカン施策だったのかもしれません。とにかく、本著を読めば、長尾和弘氏という一人の町医者の良心のカタマリがビシビシ迫ってきます。
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