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あいぬ物語 [本]

「熱源」に登場した「あいぬ物語」に関連した書籍は、台東区中央図書館には2冊ありました。柳田國男全集24に物語の紹介文だけが1ページ。二冊目は池澤夏樹個人編集の日本文学全集30(日本語のために)。そこには、金田一京助による序文と、本文の一部。オリジナルは18章あるうちの2章だけが掲載されていました。南極探検中と南極から帰国した直後の章。日本語の文章の横にアイヌ語のルビがついていました。おそらく、北海道白老郡白老町にオープンした「ウポポイ」には本があるにちがいない。コロナが落ち着いたら、一番に行ってみたい場所です。

ヤヨマネクフは樺太犬を連れて南極探検へ参加。白瀬矗隊長のもと、開南丸で芝浦から出港したのが1910年。前人未到の南極点を狙っていたが、1911年、ノルウェーのアムンセンが先に南極に到達。1912年、日本隊は南緯80度05分、西経156度37分にまで到達したが、南極点は諦めて帰国。その際、極地に置き去りにしなくてはならなかった犬がいたようです。もしかするとその犬たちは「南極物語」のタロ、ジロか!と思いましたが、時代がちがいすぎす。タロ、ジロは1956年以降のことでした。でもタロとジロの名前はヤヨマネクフの時の樺太犬にちなんで命名されたそうです。
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