カヴァリエーレに聴くイタリア文化とカンツォーネ-第2回

http://dearlip.blog.so-net.ne.jp/2008-05-09

1回目に引き続き、2回目の講座です。この日は、「イタリア人とその生活」ということで、イタリア人の特徴や、イタリア社会の特徴、イタリア人の生活について、先生が昔イタリアに留学していた時の体験談を交えてお話してくださいました。

そして、、、この日も歌を歌ってくださいました。ステキなギターの弾き語り、です。

1曲目　「マンマ」(mamma?)=お母さん　イタリア男は大抵がマザコンといってもいいくらいお母さん大好きならしいです。「イタリア男は、妻を尊重し、愛人をあまやかす。でも、最愛の女性はマンマひとり」、、、こんな台詞が映画の中にもあるそうです。

2曲目　「サンタルチア」(Santa Lucia)　この歌はイタリア社会の中の地域格差とか地域主義、ひいては地域対立のお話の中で歌われました。もともとナポリ民謡だったようです。先生はイタリア語ではなく、昔のナポリ語で歌いました。ナポリは南地区、北地区のミラノではこの歌はあまり歓迎されないし、歌わない、というお話です。ナポリ付近にサンタルチアという漁村があって、今はマリーナとしてヨットがたくさん並んでいますが、そんな中に今でも漁業用のボートもあるらしいです。そして、漁港のまわりには美味しいシーフードレストランが並んでいるそうです。行ってみたい場所です。

3曲目　「一杯のコーヒー」　コーヒーについてのお話も面白かったです。朝食にはカフェラッテ、おやつにはカプチーノ、食後に飲むのがエスプレッソ。もし普通のコーヒーが欲しい時には、カフェ・ルンゴ=ロング・コーヒー=水分が多くて、エスプレッソよりは薄い。または、カフェ・アメリカーノ=アメリカン・コーヒー=これで日本の普通のコーヒーくらいのが出てくるそうです。